恋愛

それはすべてがすべて合理的に説のつかないものである。
そして、ある者はそれに人生を投げ打ち、またある者は関係なさそうな顔をする。
人生はそれの為にあると説く者もいる。
しかし、それらは全て人間の妄想である。
しかし、又それと同時に人はその妄想に全てをかけるものであり、それにはそれだけの価値がある。


　希望

死の上に生が成り立っているのと同様に、希望もまた、絶望の上に成り立っている。
絶望がなかったなら、希望は「希望」ではなかった。


　新世紀

それはただの時間の節目である。
しかし、それに感動する人間はいる。


　哀しみ

それはこの苦痛に満ちた世界に堕とされ、そしてそこで一時的な歓びを感じたときだろう。
又、それを哀しいと感じる心にも哀しみを覚える。


　干渉

やはり他人の干渉とはつらいものである。


　審判

もし地獄が存在するなら、地獄は満員だろう。


　月光

それは一時的な安らぎで満たしてくれる。


　分岐

人は分岐点に出会った場合、悩み苦しむが、その結果進んだ道はたとえ苦しくとも悲しむべきではない。
悩み苦しみ決めた過程こそが最善の道だったのだから。


　古代

それらの人々の心は時代は違っていても、生活は違っていても、今を生きる人と大差ないだろう。


　未来

それらの人々の心もまた、時代は違っていても、生活は違っていても、それでも今を生きる人々と大差ないだろう。


　笑顔

それは必ずしも人を気持ちよくさせるものではない。


　虹

手が届きそうで届かない。
綺麗そうだが綺麗ではない。
ありそうでない。
さわれそうでさわることができない。
夢と同じである。


　敵

人間にとって最大の敵、それは結局自分自身である。


　味方

又、それも自分自身である。


　戦争

それは運命である。本能という名の運命である。


　偽善者

もしこの世に偽善者がいなかったら、世の中には悪人しか存在しないだろう。


　予言

もっとわかりやすかったなら・・・。


　不良

良い人などいるのだろうか？


　最後の審判

誰か一人でも生き残ったとしたら、神は盲目なのだろう。


　処世術

心の中に残忍な悪魔の一匹や二匹飼っていないと生きては行けまい。


　聖人

もし真の聖人がいたとするならば、死ぬべきである。
生きていく為には何かの命を奪わねばならないのだから。


　反骨精神

反骨精神とは流れに乗らないという流れに乗っていることである。


　仮面

人間は便利な特技を持っている、自分に嘘をつけるということだ。


　悪魔

それはきっと人間のことを指すのであろう。


　天使

それもきっと人間のことを指すのであろう。


　芥川龍之介

彼は自分の才能に押しつぶされたと誰かが批評していた。
彼の才能は今も人々を魅了してやまない程大きなものだった。
だが、彼はそんな自分の才能を嫌っていたようにも思えた。
もし彼にそんあ才能がなかったなら、嫌うこともなかっただろう。
結局、彼のとった道は最善だったのかもしれない。


　芸術

人間の生み出した最高の文化である。ただし、人間にとっての話。


　摂理

人間ほど馬鹿な生物はいない。
医者を使いバランスを崩し、戦争でバランスを保つ。
自然に死んでいったほうがどれだけ幸せなことか・・・・。


　信用

誰か信用に値する人間などいただろうか？


　開眼

人は開眼すると発狂に至る。
あいにくほとんどの人間が開眼しないが・・・。


　英雄

彼等は又、そのために死んでいく。


　支配

誰でも心の底では誰かに支配されたいと願うものである。
疑う者は見たまえ、ヒトラーに支配されていたころのドイツ国民の顔を。


　幻想

幻想に抱かれた人間の言動ほど不可解なものはない。
そしてなにより不快である。
なにしろエゴイズムに満ちている。


　特技

もし誰かに人を消す特技があったなら、世界には誰一人いなくなるだろう。
特技を使った本人さえも・・・・。


　青春と人生

もし、青春を楽しみたければ人生を捨てることを奨める。
しかし、青春を犠牲に払った人生は楽しいはずもない。


　先人

先人の偉大さを忘れてはいけない。
同時に先人の凡人さも。


　死

死は時に魅力的である。


　馬耳東風

人の意見など聞いていたら独自性などでまい。


　超人

それは超能力をもった人間でも、強い力をもった人間でもない。
超人とは狂人の一歩手前の人間を指すのである。


　日溜り

そんな場所はもうない。


　定規

誰でも心にひとつは持つべきである。


　戦争

もし戦争をなくしたかったら、人類を滅亡させればよい。

　自然

夏になれば冬の良さがわかり、冬になれば夏の良さがわかる。
それでいいんじゃないか。
夏に夏のいいところを探し冬に冬のいいところを探すよりもずっと、ずっと。